Q1 |
旧モデルのNCB-2510・2610型から現行の製品NCB-2520・2620型にモデルチェンジしたことによる利点は何ですか? |
A1 |
NCB-2520B・2620Bは環境にやさしい
低GWP冷媒
であるR452Aを使用し、GWP値3920から1945へと、大幅に改善しました。
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Q2 |
NCB-2520A・B・2620A・B・2410型は主にどのようなことに使えるの? |
A2 |
大きく2つに大別できます。
1.水槽としての使用
内蔵のバスにそのまま試料を入れ、一定温度に恒温、冷却させることができます。
特に生化学分野で使われるマイクロチューブやファルコンチューブ等を使用した酵素反応、試薬の一時的な低温保存・恒温に使用できます。
2.循環槽としての使用
水槽内の水を外部に循環し、循環先の目的物を一定温度に恒温させたり、冷却させたりすることができます。
循環先の目的物とは主に、電気泳動槽、リアクター、分析機器、カラム恒温槽、オートサンプラー等となります。 |
Q3 |
熱媒体は何がいいのですか?設定温度によって違うのですよね。 |
A3 |
設定温度10〜80℃の範囲では、市水(NCB-2410型は純水は不可)、設定温度-30〜10℃の範囲では、エタノール(またはメタノール)、エチレングリコール、ナイブラインとなります。なお、設定温度-30℃でご使用の場合は、エチレングリコール:水=7:3の割合がベストです。
但し、エチレングリコール、ナイブラインを設定温度-30℃の循環で使用する場合にはNCB-2520B・2620B・2410型をご使用ください。NCB-2410型を-40℃で循環させる場合はエタノールをご使用ください。NCB-2520A・2620A型でナイブライン®、エチレングリコール使用できる最低温度は0℃です。
その他の液媒体は、接液部の損傷・劣化等によりご使用にはなれませんのでご注意ください。
(シリコンオイルを循環させたいという要望もありますが、接液部の中にシリコンチューブがあり、チューブが膨潤してしまうため、液漏れ等の不具合を招く恐れがあります) |
Q4 |
NCB-2410型は、純水・イオン交換水は不可とありますが、装置にどう影響するのですか? また、どうしても純水・イオン交換水を使いたい場合はどうしたらよいですか? |
A4 |
NCB-2410型は冷却コイルが銅メッキを使用していますので、純水・イオン交換水を使用することにより、接液部が溶出してしまいます。
よってNCB-2410型のみ、純水・イオン交換水は使用できません。
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Q5 |
外部の循環先に制約がありますか? |
A5 |
NCB-2520A・2620A型はポンプ圧力が0.12/0.15kg/cm2(50/60Hz)なので、循環先の配管内径が⌀ 6mm以下だと循環できない可能性があります。
マイナス温度域で熱媒体をエチレングリコールやナイブラインを使用した場合、液の粘性が高くなるため、液循環量が落ちますので注意が必要です。 |
Q6 |
旧モデルのNCB-2500・2600型から現行の製品NCB-2520・2620型にモデルチェンジしたことによる利点は何ですか? |
A6 |
1:NCB-2520B・2620B・2410型は従来のポンプ圧(0.012/0.015MPa)より圧が高くなりました(0.04/0.05MPa)ので、細めの流路や装置より高い場所 にある循環先に流せるようになりました。
2:全機種パソコンとの通信が可能です。専用のソフトウェア で管理・制御が行なえます。
3:表示部は明るくて見やすいバックライト液晶を採用 しました。
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