チラー(冷水チラー:冷却水循環装置)を使うメリット
チラーの必要性
温度管理によって品質が安定します
産業機器・計測機器・食品加工機器の装置の一部には温度を一定に保つ装置が必要で、製品(工程)管理上の要素として温度管理が重要です。てっとり早く水道水やクーリングタワーの水を使う場合も多いのですが、季節により温度が違うため、夏場と冬場で品質・性能が変わってきてしまうことがあります。一定の温度管理をする為にチラーを使用することで、一年を通して同じ条件(温度管理)を提供いたします。
節水・経費対策に
チラーは内蔵タンクの冷却水を循環させるので、排水を出さない(たれ流ししない)構造になっています。冷却水に水道水を使用している場合と、EYELAチラー CA-1116A型を使用した場合を比較しました。
水道水で冷却した場合
年間 上下水道料金:約¥260,000
EYELAチラー CA-1116A型で冷却した場合
年間 電気代料金:約¥70,000
- 条件:
- 1日8時間月20日、年に240日稼働、流量3L/minで稼動。
- 条件:
- 東京都水道局 呼び径100mm、従量料金1001リットル以上で算定。
- 条件:
- 東京都「スタンダードLプラン」電力量料金(1kWhあたり)300kWh超過の条件。
- 条件:
- 2024年10月調査
ランニングコストが1/3.7になります。
EYELAチラーの購入価格268,000円(税別定価)は約17ヵ月程度で償却ができます。
EYELAのチラーの特徴
POINT1:温度範囲が広い (マイナス温度域でも使用可能です)
-20~30℃まで広範囲の温度設定が可能です。
(例:CCA-1112A・S型、CA-1116A型、CAE-1020A・S型、CAE-1310A型など)
POINT2:結露条件下でも使用可能
装置内の水槽や配管部に結露対策を施しておりマイナス温度域で使用しても結露が起きづらい構造になっています。結露による汚れ、サビなどが起こりにくくなっています。
POINT3:温度調節精度が良く、省エネにつながるインバーター制御を採用したチラー
インバーター制御によるチラー CAE・NCC型シリーズ
インバーター周波数制御による冷凍機制御で、温調精度±0.1℃を実現しました。高い温調精度を要求されるラッピング、CVD、露光、エッチングなどの各種半導体製造装置や電子顕微鏡への循環に対応します。
インバーター制御方式により消費電力を(従来比)最大77%カット(NCC型シリーズ)
CO2排出量削減に大きく貢献します。